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猫の病気予防

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混合ワクチン


ネコ4.JPG 猫には感染すると非常に死亡率の高い猫汎白血球減少症(パルボウイルス)や伝染力の強い呼吸器感染症(猫カリシウイルス・猫ヘルペスウイルス)などがあり、最低、3種混合ワクチンの接種が必要です。当院では、3種混合ワクチン、または6種混合ワクチンをおすすめしています。6種混合ワクチンでは、猫白血病と猫慢性口内炎の原因として注目されているカリシウイルス亜型2種が予防できます。仔猫の場合は母親譲りの免疫が残っているので、生後2か月目と生後3カ月目に接種が必要です。成猫は1年に1回のワクチンが推奨されています。(※猫エイズのワクチンは、効果に疑問があるので当院では扱っていません。)



室内飼育


ネコ1.JPG アメリカの統計調査では、外飼い猫の平均寿命は5歳、室内猫の平均寿命は15歳というデータがあります。(イリオモテヤマネコは、野生では平均寿命5年、保護飼育下だと15年生きました。)外飼いでは、交通事故、犬による咬傷、ケンカによる感染症、飢えや寒さによる病気の発病など、いろいろなリスクがあるためだと思います。特に、80年代から日本で確認された猫エイズウイルスと猫白血病ウイルスは蔓延しており、ノラネコを10頭捕まえて検査すれば2~3頭は感染している状況です。人に飼われても野性味を失わない猫ちゃん(学名イエネコ)ですが、もともとはリビアの砂漠に住んでいたヤマネコを家畜化したもので、人と暮らし始めて3千年の歴史があります。猫は人に飼われて幸せになれる動物だということを忘れないでください。