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軟口蓋切除術

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ブルドック、ボストン・テリア、パグ、ペキニーズ、チワワなどの短頭種や、キングチャールズスパニエルは軟口蓋が長いことがあります。軟口蓋が長いことによって、むせる、いびきをかく、失神する、睡眠時の無呼吸などの症状が見られます。
 特に、生後6か月ごろから呼吸器の症状(特にいびき)が顕著に出現します。
 軟口蓋過長はレントゲン検査にて診断できます。
この症状は夜間に少しずつ悪化し、年々蓄積された疲労により咽頭麻痺や気管虚脱などの致死的な症状を引き起こすと報告されています。
軟口蓋過長と診断された場合、3才未満に予防的手術をするのがガイドラインになっています。


症例1


軟口蓋手術.jpg オーナー様より、睡眠時によくいびきをかくというお話があったため、軟口蓋過長症を疑いレントゲンを撮影しました。
 その結果、太く長い軟口蓋が確認されたため、手術しました。
手術は、軟口蓋を喉の奥から引出し、長さ・厚さを調整して切断します。画像の青い矢印で示されている部分が切除後の短くなった軟口蓋です。